音感よくても「音ち」に聞こえる原因

緒方です、
こんにちは。


前回は、
モーツァルトの
時代が

現在の基準音
(A=440Hz)
より

半音ほど低かった
など、

これまで
基準音がどのように
変わってきたのか

について
お伝えしました。



そのような理由から
絶対音感を持っていた
としても

チューニングする
音や

基準音が
変更されるたびに

微妙にピッチを
調整しなければ

音楽がおかしくなって
しまうので


絶対音感を
持っていようと

持ってなかろうと
微妙にピッチを調整したり

相対的に音楽を
聞き取るスキルも必要
だということが

わかっていただけた
と思います。



ところで、今回は、
音感がよくても

カラオケなどで
歌ってみると

音痴(おんち)に
聞こえてしまう場合
について

原因とその対処方法を
お伝えします。



−−−−−−−−−−−−−−−

音感よくても
「音痴」に

聞こえてしまう
原因とは

−−−−−−−−−−−−−−−


フツーに考えると
音感がよかったら

「きっと歌もうまいはず!」

と考えてしまうと
思います。



たしかに、
音感がよくないより

よいほうが
うまく歌うために
有利なのですが

それでも
歌ってみると
うまく歌えなかったり

音痴に聞こえてしまう
ことがあります。



その理由は
いろいろと考えられるのですが

大きく分けると
2つの原因に分類できる
と思います。



■イメージ通り声が出ない


まず、ひとつめは、

頭の中で
イメージしている
音が

うまく声に
出せていない場合
です。



いくら音感がよくて
頭の中で
正確な音程を
イメージできても

それをしっかりと
声に出せなければ

音が外れて
聞こえてしまいます。



一瞬のタイミングで
正確な音程の声を
出すことや


長い音符などで
一定の音程を保つことは

あまり練習して
いなければ

意外と
難しいのです。



特に、音楽を
歌からやり始めた
のではなく

楽器から始めた方で
歌う習慣が
あまりない場合、


頭の中の音と
自身の発する声との

音程のズレが
自分自身で
わかってしまうため

歌に自信が
なくなってしまう
場合があります。



その場合、
自分自身のイメージ
する音を

声に出せるよう
にする練習や

ボイストレーニングなどの
レッスンで
改善できるように
なると思います。




そして、音感よくても
「音痴」に
聞こえてしまう原因

その2つめは・・・


少し長くなって
しまったので

また次回にしますね。




緒方晶圭



追伸:
イメージした
音の高さと

声をあわせる
トレーニングに
ついてですが


とりあえず
すぐに効果の出やすい

簡単な方法をひとつ
紹介しておきます。



■声と音のズレをなくす練習

1.ピアノやキーボードなど
でうたいやすい音をひとつだす。

2.その音にあわせて声をだす

3.ちがう音で1〜2をくりかえす。


この方法を
毎日5〜10分ほど
やることで

徐々にかもしれませんが
うまく歌えるように
なるとおもいます。



実際に海外で
活躍されている
プロのボーカリストに

直接、
聞いた方法です。


もし、同じような
悩みで困っていましたら
ぜひ試してみてください。



モーツァルトの絶対音感は半音ほど低かった

緒方です、
こんにちは。


これまで、何度か
絶対音感に関することに
ついてお伝えしました。


絶対音感を
持っていたとしても

日本人のほとんどは
A=440Hz
平均律のピアノで

絶対音感を
つけているので

A=442Hzで
調律されたピアノや
オーケストラと
共演したり

純正律のハーモニーを
作り出すときは
注意が必要だということ
などです。



そして、
これらの内容について
調べているうちに

あることが
わかったのですが・・


あなたは、
モーツァルトを
ご存じですか?



音楽をやっている方
であれば

知らない人は
いないんじゃないかと
思われるほど有名な

「音楽の天才」と
いわれた
モーツァルトです。



「アイネクライネ・
ナハトムジーク」や

「トルコ行進曲」など
作曲された音楽家です。



そして、
この「音楽の天才」と
いわれた
モーツァルトも

絶対音感を持っていたと
言われているのですが、


驚いたことに
当時のピアノは

現在のピアノの
A=440Hzより

かなり低めの
A=422Hz

で調律されていた
ようです。



A=440Hzで
調律した場合

その半音下の
Ab=約415Hz
になりますので


ほぼ半音近く
低いということに
なります。



ですので、もし、
モーツアルトが、
現在にも生きていて

「ファ」と思って
歌ったとしたら


現在の絶対音感の人
にとっては

それは「ファ」というより
「ミ」の音に聞こえて
しまう、
ということです。



この調律の
基準音に関しては

国際基準音会議
などで

これまで
決められてきたそう
なのですが


1780年頃の
モーツアルトの時代は
A=422Hzで


その約100年後の
1885年には
A=435Hz、


そして、1890年
スタインウェイのピアノで
A=457Hzに

調律されたことも
あったようです。



人間の聞き分ける
ことができる周波数は

約500Hzあたりで
1Hzくらい
らしいので

(1KHzあたりであれば
1.5Hzくらい)


アメリカなどで多い
A=442Hz
であったとしても

A=440Hzの
絶対音感のひとにとっては

結構、やりづらくなって
しまうそうです。



ですので、もし、
絶対音感があれば

それはそれで
とても便利だと思いますが


もし、なかったとしても
上記のような
不利な点もありますので


音楽をあきらめず
それ以外の相対音感や

調性の感覚を
鍛えていくことで

カバーしていけばよいのでは
ないかと思います。



緒方晶圭



音感あるのか?ないのか?

緒方です、
こんにちは。


最近、お問合わせや
ご質問のなかで

「音感がある」
「音感がない」

とかいったような言葉が

目につきます。



この「音感がある、ない」
という件に関しては

以前にも何度か
お話していますが


音感は、
ゼロか?100か?

で言い表せられるもの
ではないと思います。



わかりやすくするために
すこし他の例にたとえると・・


例えば、スポーツジムには
重いバーベルを上げたりする

ウェイト(筋肉)
トレーニングがあると
思いますが、


そこに100kgの
バーベルを

上げることができる
熟練者がいて


あまり筋肉のついていない
初心者のひとが、

30Kgしか
上げられなかったとします。



そして、それを見た
熟練者のひとが

「お前、筋肉ないな〜」

と言ったとします。



個人的には、
あらゆる分野で

これまでよく聞いてきた
ような言葉なのですが、


ここで、はっきりと
させておきたいのは

本当は
筋肉が「ない」のでは
なくて

筋肉はあるけれども、
100kgのひとより

「弱い」
ということなのでは
ないか

ということです。



もし、試しにそこに
世界記録の500Kg上げる
ことができる人が

突然、現れたと
しましょう。



そしたら、途端に
100kgのひとの筋肉は
なくなるのでしょうか?


そういうことでは
ないですよね。


ただ、単に500Kg
上げることができる
人とくらべて

100kgのひとの
筋肉のほうが

「弱い」ということ
なのだと思います。



もし、本当に筋肉がない
としたら
0kgも上げられない、

それどころか
腕を上げることさえ

できなくなる
と思います。



そして、ここで
音感の話に
戻りたいと思いますが


先程の人間の筋肉のように
もし、本当に

「音感がない」と
いうことが
あるとすれば


「音の高さ」が
全くわからない、

もしくは、比較できない
ということになります。



ですので、
音楽を聞いたとしても

ただ、単に
ノイズのような音が

延々と鳴っているように
聞こえると思います。



発音するタイミングは
違ったとしても

どの音楽も同じような
「音の塊(かたまり)」に
きこえると思います。



しかし、
「音感がない!」と
自己主張する人でも

おそらく自分の好きな
曲など

頭のなかでイメージできると
思います。



そして、歌や音楽が
好きであれば

(上手、下手の程度は
あるかもしれませんが)


それを歌詞で歌ったり
頭の中でイメージする事が
できたりすると思います。



つまり、
「私には音感がない!」
と言い張る人は


音の高低を
聴き比べる能力はある程度、
あるけれども

ただ、単にドレミ・・で
音が判別できない、

もしくは、細かな高低は
区別がしにくくなる


ということなのではないか
ということです。



そして、
歌詞でメロディを覚えることが
できるのに

ドレミ・・で
わからないということは


ドレミ・・で
分析したり

もしくはドレミ・・に
関連付けて

覚える練習や
トレーニングが

ただ、単に足らないだけだ
と言えると思うのです。



もし、本当に
音感がないとしたら

音楽に興味を
持つことは

ほとんど
ありえないので


きっと、あなたにも
音感はあると思います。



ただ、ドレミ・・に
関連付けて

練習する機会が
あまりなかったので

まだ、洗練されて
いないだけなのだと
思います。



「持っていない」
ものを得ようとすると
考えるより

すでに「持っている」
ものを鍛えあげて
使えるようにする、


と考えたほうが
おそらく安心して

トレーニングに
取り組めると思います。



もし、音感に関して
自信がなかったり

不安に思うことなど
ありましたら
ご参考ください。



緒方晶圭



追伸:ドレミ・・で
分析してトレーニングする
プログラムは

以下のアドレスから
確認できます


http://eartraining.jp/mets/letter



ご興味ありましたら
アクセスしてみてください。




シンプルゆえに難しい・・

緒方です、
こんにちは。



前回は、
3種類の音感について
説明しました。



1つめは、
絶対音感のような


物理的な周波数で
音の高さを
判別する音感。



2つめは
音と音との距離を


「ドとミ」
「レとソ」など


音階でつかわれる
音の範囲で
識別する音感。


3度音程や
5度音程なども

その部類に入ると
思います。



そして、
最後の3つめは


音の高さをあわせる
音感。



これは、2つめの
距離を把握する
音感に似ていますが


オーケストラや
ギターのチューニングなど


音階のレベルでなく
もっと細かい音程を
調整する能力です。



この3つめの
ひとつの音に合わせる
音感は、


「他の楽器などで
発音されている音と
同じ音を発音する」

ということなので


もしかすると
簡単そうに思えるかも
しれませんが


半音より
もっと細かいレベルで
音程を識別しないと
いけないので


結構、難しい音感だと
言えると思います。



また、練習方法も

「ただ耳で聞いて音を
合わせる」

といった
シンプルな練習に
なったりしますので


自分自身で
「これが正解!」と
いうのが、

わかりづらい
という点も

習得するのが難しい
理由のひとつであると
思います。



ただ、この音感が
ついてくると


管楽器のアンサンブルや
アカペラ・コーラスなどで


ぴったりと
波形の合った

純正律の
ハーモニーを

作り出せることに
つながりますし、



2つめの
音階の範囲での
相対音感も

シビアに判別できる
ようになると思います。



特に、絶対音感を
持っている方の場合


日本では

A=440Hz


そして、12平均律の
音程で、

音の高さを覚えている
と思いますが



アメリカなどで多い

A=442Hzの
調律にも合わせやすく


また、合唱や
アンサンブルなどで


全体的に
微妙に音程がズレて
しまったとき

それに合わせて
微調整しやすくなる
と思います。



先程も言いましたが

自分自身では
(特に最初の頃)

本当に音があっているか
わかりづらいので

もし、ひとりで練習して
不安なときは

チューナーで
確認してみたり


信頼のおける友人や
先輩の方々に
聞いてもらいながら

練習すると
よいと思います。



緒方晶圭





3種類の音感

緒方です、
こんにちは。


これまで
音感について
いろいろな人たちと
会話するたびに

「音感」という
ひとつの言葉でも

ひとによって
さまざまな意味として

認識されている
ということに
気が付きました。



演奏されている楽器や
音楽の経験などによって

ひとりひとり
微妙に異なっていますが


ただ、皆が皆
全く違うというわけでもなく

個人的な視点から
見て、まとめると

だいたい
以下の3種類にわけられる
と思いました。



−−−−−−−−−−−−−−−

1.絶対的な音の高さを

  判断する能力

−−−−−−−−−−−−−−−


まず、ひとつめは
絶対的な音の高さ、つまり

周波数レベルで
音の高さを感知する
音感です。



わかりやすい例
でいえば

生活音などの
音の高さを

ドレミ・・で
言い当てることができる

「絶対音感」
などです。



ただ、絶対音感ほど
シビアにわからなくても

男の人の声の
高さと

女の人の声の
高さを
聞き分けたり


トランペットが
高いほうの音域で

チューバやコントラバスが
低い音域だということが
わかるということも


絶対的な音の高さを
判断する音感だと言える
と思います。



−−−−−−−−−−−−−−−

2.相対的な音の高さを

  判断する能力

−−−−−−−−−−−−−−−


そして、2つめは
「絶対音感」の
反対の意味として
捉えられることも多い
ですが

相対的に音を把握する
能力です。



例えば、2つの音を出して
その音が、5度音程の関係にあるとか

1オクターブ異なる
といったことがわかる音感です。



少し違う例で言えば
2本ロープがあったとして

片方のロープは
もう片方の「半分の長さ」


もしくは、
片方のロープは
もう片方の「3倍の長さ」


ということが
見ためだけで判別する
能力に似ていると
思います。



−−−−−−−−−−−−−−−

3.音の高さをあわせる能力

−−−−−−−−−−−−−−−


最後に3つめ。


これは、厳密に言うと
2番めの
相対的な音感になるのかも
しれませんが


発音している
音の高さにあわせる
音感です。



例えば、
オーケストラや
吹奏楽部では

演奏する前に
各楽器のピッチを
合わせるために

「チューニング」を
行ったりしますが



これには、
ある音の高さに

自分自身の発する
音の高さを

微妙に調整する
音感が必要になってきます。



先ほどのロープの例で
たとえると

ピッタリの長さに
ロープを切るような
感覚です。



2つめと異なるのは
「何倍の長さ」
「何分の1の長さ」
といったような

大きな意味での
比較ではなく


細かな定規をつかって

・正確な長さを測る
・正確な長さに揃える

といった技術に似ている
と思います。



以上、3種類の音感
について
まとめましたが


現在、自分自身が
この3種類のうち

「どの音感を
鍛えているのか?」

「どの音感を鍛えようと
しているのか?」


を考えながら
練習すると

効果的に音感を鍛える
ことができるのではないか
と思います。

banner_03.gif

なぜ!あなたの音感はよくならないのか?

毎日楽器を練習しても音楽スクールやレッスンに通っても
全く音感がよくならなかった人が短期間で
耳コピできるようになったトレーニング法とは?

音大受験性が丸暗記するほど練習している教材を
ドレミ音声で聞き流しトレーニング!

楽器を演奏するひとも、歌をうたうひとも、作曲やアレンジしたい人も
とにかく音感をよくしたいひと必見です

あなたの音感がよくならない理由